中古車販売実績 20年ぶり低水準

中古車販売実績について日本自動車販売協会連合会が11日発表したところによりますと、2007年度上期(4~9月)の前年同期比10・0%減の215万8605台とのことです。集計の結果、上期として2年連続で前年を下回り、20年ぶりの低水準に落ち込んだ模様です。背景には新車の販売不振で良質な下取りの車が不足していることが主な原因ですが、若い人の車離れも影響しているようです。

中古車販売実績では、乗用車が8・7%減の183万7154台で2年連続のマイナスです。貨物車は16・7%減の25万6931台で、統計開始の1978年以来最低の実績です。

中古車販売実績で9月単月では、前年同月比17・1%減の32万4223台で18カ月連続の減少です。9月の新車販売台数は33万103台で、中古車の販売実績が10年ぶりに新車の販売実績を下回りました。中古車の購入するケースは、若い人が初めて乗る車とすることが多く、日本自動車販売協会連合会では車離れが進んでいることを示しているとみています。