カーマックス、12-2月期は増収増益も市場予想下回る

 ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)中古車販売米最大手のカーマックス(NYSE:KMX)が29日発表した12-2月期(2007年2月期の第4四半期)決算は純利益が前年同期比15%増だった。来店客数とインターネット訪問件数が増え値下げ分を補った。ただ、売り上げ、利益がともに市場の予想をやや下回った。08年通期については1株利益が市場予想と同じ水準を見込む。

 12-2月期の純利益は4210万ドル(前年同期は3670万ドル)、1株利益は19セント(同17セント)となった。この数字には新たな自動車販売権に関連する費用(1株当たり1セント)が含まれる。これを除いた利益は1株当たり20セントとなり調査会社トムソン・ファースト・コールの集計したアナリスト平均予想の21セントを下回った。

 RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、スコトット・シサレッリ氏は、小売り、卸販売のいずれの分野でも粗利益が落ち込んだため利益が市場の予想を下回ったと指摘。

日本経済新聞 - 2007/3/30